仏壇のイメージ

モダンな仏壇

 父が亡くなり、実家に仏壇を購入しました。浄土真宗の仏壇で、中央に阿弥陀如来の仏画が掛けられています。亡くなった後、七日毎に四十九日まで、この仏壇の前で、お経を唱えお参りをしました。今も、月命日には、住職さんにお勤めをしてもらっています。
 この仏壇は、宗派によって異なるようですが、良く判らず、仏壇・仏具店の方に、宗派を言って指定していただいたものを購入しました。小さな家なので、農家出身の父や母の実家の仏間にある仏壇とは比べようもなく小さなものです。でも、何も仏壇自身を拝んでいるのではなく、仏壇に宿る仏様を拝んでいるのですから、大きさはどうでもいいのだと思います。
 こうして、実家の仏壇に接するにつれ、女房が、「仏壇はなんで、こんなに外観が黒くて古風なデザインのかな!?これが、仏壇をなんとなく陰気くさいものにしているネ」と言うのです。女房の言う通り、実家の仏壇は昔ながらの仏壇で、そんな感じを受けます。仏壇の内部は、宗派のしきたりに沿ったもので、かつ外観はもっと和モダンのものが良いと言うのです。すでにこうした声に答える仏壇は市販されており、「お前の言うような仏壇も売ってるよ、俺が死んだらそんな仏壇を買って、お参りしてよ。」と冗談を交わしています。
 どんなに小さくても、どんなに安いものでも、どんな奇抜な外観の仏壇でも良い、亡くなった親や先祖を祭る習慣だけは忘れずに、継承していきたいものです。